ランニングはその手軽さゆえに近年人気が出てきています。
体一つあればいつでもどこでも走りにいける手軽さ、お金も準備する時間もほとんどかかりません。

そんなランニングで数少ないギアの1つがランニングシューズです。
このランニングシューズ、皆さんどうやって選んでいますか?

初心者用?クッション性?ソールの厚さ?

僕がランニングを始めた時、もちろんシューズ選びで右も左もわからずショップの店員に言われるがままにアシックスのランニングシューズを買った記憶があります。

「初心者でしたらクッション性もあってソールが厚いこれがいいですね」

と勧められた記憶があります。

今思えば、これが足の怪我の原因だった気もします。

ランニングビギナーが苦しむ3大故障が”ひざ痛””スネ痛””足裏痛”です。
通称、腸脛靭帯炎、シンスプリント、足底筋膜炎ですね。

僕はなんと全部に苦しみました。

当時は、ランニングを始めたばかりで筋力もついてないし仕方ないかなと思っていましたが、今思えば何も考えずに買ってしまったランニングシューズにも一定の原因があったかと思います。

タイム別でシューズを選ぶのではなく、走り方や足の形でシューズを選ぶべき

よくショップなんかにいくとフルマラソンのタイム別にシューズがカテゴリー分けされていたりします。

でも、これって非常にナンセンス。

だってタイムが遅い人だって走り方はみんな違うし、足の形もみんな違う。
フルマラソンを5時間かけて走る人はみんな同じ足の形で同じ走り方をしているのかな?
そんなことは決してないはずです。

なので、選ぶランニングシューズはどんな特徴を持った靴なのかをしっかり把握して、自分の足の特徴や走り方の特徴に合わせて買うべきです。

今日は僕が重視いているランニングシューズを選ぶ際ののポイントを紹介します。

アーチサポートがあるタイプか、アーチサポートがないニュートラルタイプか

“アーチサポート”なんて聞くと、なんだか響きがいいし足が守られている感じがしますが、万人にとっていいわけではありません。
僕なんかはアーチサポートがあるシューズを履くと故障につながります。

アーチサポートは、人間が本来持つ足裏のアーチ機能をサポートする機能なので、何もなくても足裏のアーチが機能している人がアーチサポートのあるシューズを履けば必要以上に外側接地になります。

これはこれは足裏の外側が痛くなったり、腸脛靭帯が張ったりする原因になります。

アーチサポートが必要かどうかは走りを見ればわかりますし、走りが見れなくても立った時の姿勢で大体の検討はつきます。

ドロップの大きさ

2つ目はドロップの大きさです。
ドロップとは、シューズの踵の厚さとつま先の厚さの差のことです。

ドロップが大きいと踵からの着地、ドロップが小さいと足裏全体での着地がしやすいです。

ドロップが大きいということは踵部分が厚いので確かに足が守られて楽に走ることができます。

ドロップが小さい場合は、足裏全体での着地しスピードを乗せやすく、体全体で着地の衝撃を受け止めるのでダメージを分散させることができます。

タイムの向上を狙う場合はドロップの小さいシューズを選ぶ方がいいと思います。
“初心者だからまずはドロップの大きなシューズを選ぶ”ではなく、”どこを目指すか”で決めるべきだと思います。

ジャストサイズのシューズを選ぶ

最後はシューズ別の特徴ではありませんが、サイズについてです。

子供の頃、ワンサイズ大きなシューズをいつも買っていた記憶があって、ランニングシューズもゆとりのあるサイズのものを選びがちですが、僕はジャストサイズのものを選びます。

足がシューズの中で動く状態でフルマラソン距離を走ると、何かしらのトラブルが起きます。
よくシューズの中に小石が入ったらかな?なんて思って走り終わった後に見ると何も入ってなくて足に豆ができてたなんて記憶があるかたもいるかと思います。

シューズは体の一部と捉えてジャストサイズのもの、足にジャストフィットするもの選びます。

なので、足の長さだけで合わせるのではなく、シューズ全体の体積と足の形を合わせるべきだと思います。

試着するときはしっかり紐を締めて、できればランニング用の靴下も履いた状態で試着した方がいいと思います。

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他にも、アウトソールの形や各メーカーがソールに使っている素材などもポイントだと思いますが、僕は上にあげた3つを特に重視しています。